木津川市でサイクリングショップを運営されている方に六角レンチスタンドをご試用して頂きました。
こちらのお店は京都と奈良の県境にあり、ロードバイク・マウンテンバイク・シンクロクロスなどのスポーツバイクを主に扱われているお店です。
店主の宮城さんは子供のころから自転車に乗るのが楽しかったそうで、学生時代は自転車競技部、就職先はスポーツバイク専門店や輸入代理店と、人生ずっと自転車に関わってこられ、本当に自転車が好きな方なのだなと思いました。
スポーツ自転車にはキャップボルトが多用されており、自転車の組立てやメンテナンス時には六角レンチの使用頻度が高いそうです。
そのため、ホルダーへの出し入れが面倒だと感じておられました。
そこで今回ご訪問させて頂き、ご使用されている六角レンチを見せて頂いたのですが、実はそこで大変ショックを受けました。
なぜショックを受けたかと言いますと、弊社の六角レンチスタンドでは対応できそうにないレンチだったからです。(Befoer写真参照)
通常の六角レンチは六角棒を曲げて作られており、弊社のスタンドは六角棒がきっちり入るように穴の大きさを決めて作っています。
しかし、店主さんが使用されていたレンチはドイツのWERA(ヴェラ)というメーカのもので、丸棒を曲げて作られている丸柄タイプでした。丸柄タイプは対応する穴径がちがうため、このスタンドの穴には入らず使えないのです。
でもさすが店主さん、サイズの表示を無視して、入れる穴の位置をずらせば入るからと、それで取りあえず試用して頂くことができました。穴径が合わないので多少傾いたりしていますが、立てて使って頂いています。(After写真参照)
丸柄タイプのレンチは、六角部分を削り出して作る必要があり高級品だと思います。こんな高そうな工具を使われているのかと正直驚きました。
使用されてる工具の事についても色々とお話を聞かせて頂きました。
工具の種類やメーカについても非常に詳しく、こだわりをもって工具を選ばれていいるのだと思いました。多少高くてもいいものを使って整備されているそうです。また、普段から作業性が良くなるように色々と改善されているようで、工具の整理は「永遠のテーマ」だと言われていました。
昔は、輸入工具を実際に手に取ってみて買える店頭販売のお店があったそうなのですが、ネット通販のお陰で最近はそういったお店がなくなり不便になったそうです。
六角レンチスタンドも実際に手に取ってみないと重さや安定感などが分からないので、店頭販売して頂けるようになったらいいなと思っているのですが・・・。(写真を見ただけではすぐ倒れそうと、みなさん思われているようです。)
今後は丸柄タイプのレンチにも対応できるように検討していきたいと思います。
宮城様 ご協力ありがとうございました。

Before:現在ご使用されているレンチのセット

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